スモールラグジュアリースイートで瀬戸内海に浮かぶ

広島県尾道市にあるベラビスタマリーナを母港に瀬戸内海を1~3泊で周遊する全長約80m、3階建ての客船ガンツウ。

クルーズ旅行と聞くと、白亜の豪華ホテルのようなドドドーンと大きな船体に煌びやかなシャンデリアと沢山の人々を思い描きがちですが、このガンツウは、十九の客室のみで瀬戸内海に浮かぶちいさな高級旅館。外観は決して華美ではなく、瀬戸内の海になじむように設計され、船内も木のやさしい温もりに包まれたゆったりとした時間が流れます。

そして、何よりも贅沢なのは目の前に広がる湖のように穏やかでゆったりとした瀬戸内海の繊細な風景。このおだやかな時間こそが一番の贅沢である旅。

出典:guntû http://guntu.jp

ガンツウの名前の由来は、地元の人だけが知る青色の小さなカニの名前。

ワタリガニに比べ知名度も低いけれど、味噌汁や鍋に入れるとそれは美味しい出汁がとれるとか。地元の人たちは、親しみを込めて「ガンツウ」と呼んでいます。その小さなカニのように、乗っていただくお客様はもちろんのこと、地元の人にも永く愛される存在となるようにという想いを込めて、この船は「ガンツウ」と名付けられたそうです。

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この船の設計を手掛けたのは、建築家の堀部安嗣氏。三角の切妻屋根が特徴の船体は、瀬戸内の島々に多い瓦屋根の風景に溶け込むようにとデザインされたもの。シルバーに塗られた船体は、昼間は瀬戸内の海や空の色を受けて青く輝き、夕暮れの時には夕陽を浴びて船体は真っ赤に染まります。

そして、全室が海面から距離の近い50㎡を超えるテラス付きスイートルーム。静けさの広がる海を感じながら、檜の露天風呂から朝陽を望むシチュエーションは、この船だからこそ。シモンズ社製の特注ベッドに横になれば、海面の延長に眠る感覚。なかでも1室しかないザ ガンツウスイートは、90㎡という広さに露天風呂やテラスが付いている。

通常操舵室が設けられる船の正面に客室があるので、客室にいながら船長にしか見ることのできない進行方向180度のパノラマが眼の前の広がるという素晴らしさ。自分の部屋の中であのおなじみの『タイタニック』のシーンを演じる醍醐味も。

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船内にそろうアメニティも一つ一つを手に取りたくなるような逸品。海島綿を使った特注品の手触り抜群の今治タオルからはじまり、国産原料を使ったオーガニックスキンケア「THREE」全10種類が贅沢にそろうラインナップ。

刻々と表情を変える山や海の様子は、ずっと見ていられますが、船内には、トリートメントルームやジムも設置。

そしてテンダーボートに乗り換え、海から港町へ行く船外体験も。この小さなテンダーボートに乗るのもちょっとしたアクティビティ。国宝にして世界文化遺産にも登録されている厳島神社のある宮島などを巡る西回りコースと、ジブリアニメ『崖の上のポニョ』の舞台にもなった港町・鞆の浦や直島などアートの島を巡る東回りコース。前者で厳島神社を参拝するもよし、日本三大急潮の一つ来島海峡で急流を楽しむもよし、目の前で繰り広げられる漁の見学をするもよし。

ほかにも、専用の月見船に乗って地酒を嗜むという風流なひとときを過ごせる「お月見」や、地元漁師に教わる「釣り体験」など、ガンツウでしか味わうことができないプランが用意されています。

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お待ちかねの食事は、なんといっても海の幸。ゲストに新鮮な食材を提供するため、行く先々の漁師からその日に揚がった魚の買い付けをします。食事の基本は、「お好きなものを、お好きなだけ」。

和食の監修は、東京「重よし」の佐藤憲三氏。メニューはなく、その日に獲れた魚介、地元産の新鮮な肉や野菜などの食材が目の前に並びます。おすすめの食材や調理法を提案してくれるのでご安心を。刺身、炭焼き、煮つけ、唐揚げなどいろいろ食べたいというゲストの希望に合わせ、スモールポーションで楽しめます。

その他にも「淡路島 亙のぶ」監修による寿司カウンター、毎日豪華な食事ばかりでは疲れてしまうというのなら、ハヤシライスやハンバーグといった洋食も選ぶことができる洋食や、カフェバーも併設。

とっておきは、ティータイムにいただける奈良「樫舎」の喜多誠一郎氏が監修する作り立ての和菓子を目の前で点てていただいた抹茶とともに。

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ワイン、シャンパンなどの飲み物から食事、アクティビティ参加なども全て料金に含まれるオールインクルーシブ。さわやかな朝にはとっておきのシンプルなワンピースやシャツ。贅沢なゆるやかな時間を味わう夜には、上質なシルク素材のドレスに着替えるなど、同じ空間でもシーンにおいて着替えることの贅沢さ。豊かな時間を贅沢に味わうことも含め、人生の中でかけがえのない旅になることでしょう。

東京帝国ホテル本館中2階にあるガンツウ ギャラリー(来店予約制)にて、映像や展示とともに最適なプランをご提案くださいます。ウェブサイト、電話からも資料請求可能。

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guntû ガンツウ
【お問い合わせ】03-6823-6055
【営業時間】10:00~18:00(日曜・祝日定休)
【公式WEB】http://guntu.jp

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