【名古屋】創業400年の料亭で本物の舞妓さんとお座敷遊びができるイベント！

「お座敷遊び」と聞くとぱっと思い浮かべるのは京都かと思いますが、実は名古屋にも舞妓さんがいます！みなさん知っていましたか？ 昨年11月に2人の舞妓さんが名古屋でデビューし、現在は舞妓さん4名と芸妓さん18名の計22名がお座敷に出ています。 しかしお座敷遊びというと気にはなるけれど敷居が高いと感じる人が多く、滅多にお会いする機会がありませんよね・・・。 でも実は、気軽にお座敷遊びを体験できるイベントを名古屋屈指の創業400年を数える料亭が期間限定で行われているんです〜！

そこで今回は舞妓さんとお座敷遊びを体験できる名古屋のイベントについてご紹介します♪

名古屋でお座敷体験ができるのはここだけ！

出典：【公式・料亭】名古屋の和食会席 - 料亭 河文https://www.thekawabunnagoya.com/kawabun/

ご紹介するのは「芸どころ名古屋」の文化を知ってもらいたいという目的のもと企画された名古屋の「河文 Cultural Night-Visit Nagoya」というイベントです。 食事なし、ワンドリンク付き4500円(1月からは5000円)で1時間遊べます！ 舞妓さんとお座敷遊びができてこの価格は、本当にびっくりですね〜。

11月から1月までのイベントで、曜日毎に体験メニューが変わり、月曜日がお座敷遊び、火曜日は古典楽器、水曜日は日本舞踊鑑賞と鉄火場・丁半ゲーム、木曜日は着付け舞の鑑賞と着物の説明・着付け体験、金曜日は和妻と剣舞の鑑賞などになります！

お座敷遊びは12月26日、1月20日の後2回だけ。 申し込みが10人以下では開催されませんので、興味のある方はお友達を誘って予約しましょう♪

お座敷の華、芸妓さんと舞妓さん

色とりどりの衣装を凝らした着物と結い上げた髪に季節を感じさせる髪飾りを付けた舞妓さんがお座敷に姿を見せただけで、一気にその場が華やぎます。

舞妓さんや芸妓さんの着物やかんざしは殆どが特別誂の一点ものなのですが、帯留めやかんざしの中には代々姐さんから受け継がれたアンティークもあるんだとか！ そんな衣装を見るだけでもうっとりしてしまいます。

まずは、地方さんと呼ばれる伴奏をする方の三味線や太鼓の曲に合わあせ、日々お稽古を積んでいる日本舞踊を鑑賞します。 長い裾を綺麗にさばき、振袖の袂やかんざしが揺れるのを間近で見ると本当に可愛いんですよ♪

古くからある簡単だけれど盛り上がる遊びの数々

そしてお待ちかねのお座敷遊びタイム！ 最近はテレビで取り上げられる事が増えていますのでご存知かも知れませんが、いくつかご紹介しておきますね♪

定番の一つが「とらとら」というジェスチャーゲーム。 物語が元になっていて、虎を退治した和藤内は虎に強く、母である杖を付いた老婆は和藤内は強いけれど、虎に弱い。これを屏風をは挟んで槍で突くポーズと杖を突くポーズ、四つん這いになるポーズを取って出てきた時のポーズで勝敗が決まります。

「金比羅船船」は手遊びです。お座敷にはお客様がもたれて姿勢を楽にする為の脇息という台があり、その上に徳利を据える道具(袴)を置いている時はパーで触れ、相手が袴を取って何もない状態の時にはグーで触れます。 間違えた方が負けとなりお酒を飲むゲームです。 これを金比羅船船の歌に合わせ段々とテンポを早くながら行うので意外と難しいんですよ！

「投扇興」は枕と呼ばれる台に、蝶と呼ばれる的を置いて扇子を飛ばして落ちた配置、扇子の開きかげん毎に決められた点数があって点数の高い人が勝ちになります。 それぞれの形に源氏物語や百人一首から取られた名前が付いているところにお座敷遊びを楽しんでいた裕福な旦那衆の感性や知性を感じますね♪

舞妓さんと楽しむフリータイム！

踊りを鑑賞し終わったら、お座敷遊びや古典芸能の体験などしながら舞妓さんと写真を撮ったり、お話をしたりできますので色々と質問してみるのもいいですね。

京都の舞妓さんのイメージが強く舞妓さんは中学を卒業してすぐに花柳界に入るものと思ってしまうのですが、名古屋の名技連での舞妓さん募集は18歳以上なのだそうで、高校を卒業した後に違う仕事に就いたけれどどうしても舞妓さんになりたいと門を叩いた方がいらしたりするんですよ！

舞妓さん、芸妓さんは名刺代わりに名前が入った1人ずつ違うデザインの千社札を作っています。舞妓に掛けて「良い事が舞い込む」と言って縁起物になるそうですから、1枚頂けないかお願いしてみましょう♪

これだけは知っておきたいマナー

老舗料亭だからといっても頑張ってドレスアップする必要はありません。 男性ですと襟付きの服にジャケット、スラックスはチノパンでもよいそうですがセンタープレスが入った少しきちんとした感じにします。お座敷は畳の部屋ですので靴下必須！

女性もキレイめカジュアルな服装で大丈夫ですよ♪ ただし、デニム生地などは砕け過ぎなので避けましょう。素足も禁物！

また、舞妓さん、芸妓さんの着物や髪飾りは高価なものですから、なるべく触らないように気を付けるのもマナーの一つになっています。

河文 名古屋
［住所］名古屋市中区丸の内2-12-19
［開催時間］21:30から受付／開始22:00～23:00

　

おもてなしのプロとここでしかできない体験を！

舞妓さんは全てのお客さんが同じように楽しめるよう、さり気なく隅々まで観察し気を配ってその場を回しています！おもてなしの真髄を感じますよね。 なのでお客さんとして行った際には気持ちよく楽しむのが舞妓さんへのお返し！ 名古屋でお座敷遊びを堪能してみてくださいね〜♪